MISSING BOYs~僕が僕であるために~ [DVD]

MISSING BOYs~僕が僕であるために~ [DVD]
【商品内容】
全編「尾崎豊」の楽曲で構成される青春群像劇!
全23公演、赤坂ACTシアター1周年記念公演として開催。
公演期間中、フジテレビ「とくダネ!」、朝日新聞ほか各メディアで絶賛の嵐!!!
また早乙女太一を中心に構成される“MISSING BOYs”によるTBS「うたばん」出演など話題性も十分!

【STORY】
音楽プロデューサーとして、ヒット曲を何曲も手掛け、現在は金融投資で大成功した男、ユカワ(やべきょうすけ)が産まれ育った街に舞い戻ってくる。
目的は、ロック・バンド“MISSING BOYs(消息不明の子供たち)”のヴォーカリスト、コウヘイ(早乙女太一)である。
ユカワは、コウヘイには新たなポップ・スターになれる可能性があると考えている。
MISSING BOYsの活動拠点となっているライブハウス“OZ”。オーナーはヨーコ(中村あゆみ)。
ヨーコとユカワは若い頃ともにバンドを組んでいたが、バンドの限界を感じたユカワは、仲間もヨーコも捨てて街を出た。
ヨーコは街に残り、MISSING BOYs、Song Ridersなどの音楽に夢を抱く若者を支援し続けていた。
ユカワが久しぶりに訪れた街は、相変わらずやり場のないエネルギーを、バスケやダンス、そしてロックへ注ぎ込む連中で溢れていた。
そんな空気に触れ、ユカワも一瞬若い頃を思い出す。すると、“あの男”の幻影のようなMB(=Missing Boy/藤本涼)が現れる。
MBがもし“あの男”なら、ユカワと同様に歳を重ねていたはずだ。
ところがMBは、あの頃の“あの男”とまったく変わることなく、壁の上でハーモニカを吹き、微笑んでいた。
混乱するユカワ……だが、ユカワに過去を振り返る気持ちなど毛頭なかった。
ユカワは、巧みな“大人”の理論で、コウヘイを説明する。
ヨーコはそんなユカワに反発するが、コウヘイはしだいにユカワの手に落ちていく。そして、仲間を捨てる決心をした。
だが、レコーディングスタジオ入りしたコウヘイを待ち受けていたのは、骨抜きにされた歌詞と演奏で歌うことだった……

【演出】鈴木勝秀 【監修】須藤晃

【CAST】藤本涼/早乙女太一/やべきょうすけ/松本まりか/Song Riders/川原一馬/丹羽麻由美/下平由季子/渡部累/コング桑田/たくませいこ/デレアヌ悟仁/熊谷和徳(特別出演)/中村あゆみ

【収録内容】
●本編
・2009年4月30日(木)の公演を収録
●特典映像
・舞台裏映像(4月30日ドキュメント)
・スペシャルトークショー
・PV 「Scrambling Rock’n’Roll」Song Riders
・SPOT集(Scrambling Rock’n’Roll Ver.1/ Scrambling Rock’n’Roll Ver.2/I LOVE YOU Ver./Shelly Ver.)

【収録時間】
本編169分+特典40分

(C)2009TBS/YOSHIMOTO R and C

Missinng Boysとは消息不明の子供たちと言う意味で、劇中に登場する
早乙女太一がボ−カルのバンドの名前でもあります。子供から大人へと成長する過程
において、貫き通したいものと、捨て去らなければいけないものとの狭間で揺れる心
を表したものであります。

このミュ−ジカルは全編尾崎豊の歌で構成される青春群像劇であるので、登場人物各
自が次々に歌っていきます。尾崎豊のオリジナルに必ずしも忠実ではありませんが、
役者たちの個性が光っていて飽きさせません。中でも中村あゆみと早乙女太一が歌う
尾崎の曲は圧巻です。物語が展開していく中で歌詞がうまくリンクしていて、曲のみ
を聞いて想像していたものとはまた違ったイメ−ジを観客に想像させ、より深く歌詞
の意味が理解できるはずです。

DVDとして出すために、多数のカメラが駆使され、様々なアングルで写した映像を
が巧みに編集されていて、まるで映画のようです。特に舞台を俯瞰したシ−ンは、観
客としては絶対ありえないアングルだけに大変貴重です。役者の表情のアップも多数
あり、役者の細かい表情や頬を伝わる汗と涙まで細かく見ることができます。

劇場に何度も足を運んだ方も、残念ながら劇場に行けなかった方にも、とても魅力のあ
る作品に仕上がっています。ミュ−ジカルファン・中村あゆみのファンそして早乙女
太一のファンには是非見ていただきたい作品です。

主なCAST
-------------------------------------------------------------
ユカワキョウイチ・・・・・・・・・ やべきょうすけ
タケハラヨ−コ・・・・・・・・・・ 中村あゆみ
カガミコウヘイ・・・・・・・・・・・ 早乙女太一
(3人の頭文字でユタカ)
タップダンサ−・・・・・・・・・・・熊谷和徳

これは映像作品ですが、映画でもライブでもなくミュージカルです。
2009年に公演があった模様の収録なんですが、まさかDVD化されてるとはつゆ知らず・・・。

出演者が尾崎の歌をたくさん歌うのですが、「尾崎」という名前は一切出てきません。
ここのところは、「尾崎に捧ぐ」というよりか「尾崎の歌を表現する」という、企画の意図がすごく伝わってきて良かったです。

ストーリーについてはネタバレになってしまうので言及は避けますが、出演者がある部分で何か葛藤を抱くときに尾崎の曲が流れ、歌いだすんです。
これだけを切り取るとありがちなミュージカルでは、と思うのですが、相当魅せてます。

中村あゆみさんが歌うシーンが多かったですが、それ以外でもラッパーが歌う「Scrambling Rock’n’Roll」や「Freeze Moon」のラップバージョンも、あれはあれで良いアレンジ、良いカバーではないかと。
最初でこそ違和感はありましたが、聴いてるうちにこれもひとつの表現方法として魅力的だな、と思うようになりました。
選曲も10代の曲に偏ってないのが良かったです。まぁ、代表曲はほとんどやりましたが。
中村あゆみさんの「僕が僕であるために」カバーは、正直いって発売当初は激しい違和感を感じて受け入れられなかったのですが、これで情熱を込めて歌っている中村さんの映像を見た後だと、かなり印象が変わって、すごく肯定的に受け入れられるようになりました。
「聴く」だけじゃなく「観る」もすごく大切だと改めて痛感しましたね。

もうひとつの魅力としては、出演者の演技以外の部分であります。
バスケシーンやタップダンスのシーンがあるのですが、あれは「圧巻」の一言に尽きます。
出演者の方々が、それぞれの得意分野で持てる力を発揮し、素晴らしいミュージカルが出来上がり、客席を魅了していたのではないでしょうか?
尾崎ファンじゃなくても面白いかもしれないです。

本当に素敵なミュージカルでした。

出演者やスタッフの尾崎への愛が感じられて
そこに尾崎がいるような、そんな気がしました。
彼の歌が、というより(それももちろんですが)
この舞台で歌った役者やアーティストの感情表現が
本当に素晴らしくて涙が止まりませんでした。

いつか再演されたら・・・と思いますが
それまではこのDVDで我慢します。

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