To Heart(6) [DVD]

To Heart(6) [DVD]
監督: 高橋ナオヒト
シリーズ構成・脚本: 山口宏
作画監督・キャラクターデザイン: 千羽由利子
声の出演: 川澄綾子/樋口智恵子/笠原留美/久川綾/岩男潤子/氷上恭子/飯塚雅弓/堀江由衣
-- 内容（「CDジャーナル」データベースより）

この「第６章」に収録されている２話は、メイドロボのマルチを扱って
います。ロボットというと本来正確無比なものですが、このマルチは、
しょっちゅう動作の失敗をし、そのことが、かえって親しみやすさを
与えるという話になっています。

第１０話はプレイステーション用ゲームのシナリオに比較的忠実、第１１

話はちょっと違った展開、特に結末は全く違うようになっています。
どう違うのかは、見てのお楽しみです。

マルチの声を当てているのは堀江由衣さん。ゲームとアニメを合わせ、
このトゥハートで堀江さんは一躍有名になったように思います。
（２００２年の今では、超売れっ子ですが。）　この２話で、堀江さん

は「そそっかしいロボット」という、あまり例のない役どころをとてもよく表現しているように思います。

この巻はマルチ編と言うべきでしょう。
それまでは、一話完結だったのが二話に渡ってマルチを取り上げている
藤島康介氏もＰＣ以来、はまったという様にとても魅力的なキャラです
この様なキャラは、
水戸黄門でいえば”うっかり八部衛”のような存在
ドジばかりだが、皆に愛されるキャラである
それと堀江由衣が画とピタリとはまっていることが

一層魅力を増している

生身の女の子達の話の間に挟まるメイドロボット“HMX-12マルチ”のエピソード2話である。
2000年代の「ちょびっツ」の“ちぃ”、2010年頃の「ドリームクラブ」の“アイリ”、
「イヴの時間」の“サミィ”達に先行するロボット物と言われていたので見てみました。
“ちぃ”や“サミィ”のように重いものを抱えているわけではありません。単に他人のために
働くことを任務と喜びとする、でも2週間でデータが消されてしまう試作実験（ドジっ子）
ロボット“マルチ”です。単純な設定だけに「他人のために働く」などと政治家でもなければ
公言するのがちょっと恥ずかしいことを真っ直ぐにやるマルチと、それを正面から受け止め、
一緒に喜びあって心を繋ぐ浩之とあかりのお話は、アニメ独自のエンディングも、映像特典
ショートストーリーも含めて、心温まる１巻。
ずっと手元に置いておきたい“マルチ”：“ちぃ”や“サミィ”のお姉さん？のお話です。

ところで“アイリ”ってほとんど“マルチ”のリメイクじゃないか。

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