映画ドラえもん のび太と雲の王国【映画ドラえもん30周年記念・期間限定生産商品】 [DVD]

映画ドラえもん のび太と雲の王国【映画ドラえもん30周年記念・期間限定生産商品】 [DVD]
「映画ドラえもん」30周年を記念して、1980年公開の第1作「のび太の恐竜」から
2004年公開の第25作「のび太のワンニャン時空伝」までの25作品と、人気の併映作2作品のDVDを、
期間限定キャンペーン価格で発売!!

【ストーリー】
天国の存在を信じるのび太。
みんなにはバカにされたけど、ドラえもんは自分たちの天国、雲の上の王国を造ろうといってくれた。
そこで、スネ夫たちの力も借りて、ついに雲の王国を誕生させることができる。
ところが、そこへ謎の円盤が侵入。のび太たちは、雲の上の世界にすむ、地上の人はちがう人々のことを知ることになる。

【スタッフ】
原作・脚本・製作総指揮:藤子・F・不二雄
監修:楠部大吉郎
監督:芝山努
作画監督:富永貞義・渡辺歩
美術監督:沼井信朗
撮影監督:高橋秀子
録音監督:浦上靖夫
音楽:菊池俊輔
製作:シンエイ動画・小学館・テレビ朝日
製作協力:藤子プロ・ASATSU-DK

【声の出演】
ドラえもん:大山のぶ代
のび太:小原乃梨子
しずか:野村道子
ジャイアン:たてかべ和也
スネ夫:肝付兼太


(C)藤子プロ・小学館・テレビ朝日

地球資源を当たり前のように使い、暮らせる生活がいかにありがたいか、それにより他の動植物にどれだけ迷惑をかけているかを押し付けではなく子供でも(勿論大人も)分かりやすいながれで教えてくれます。脱原発、節電か叫ばれている今この作品はピッタリだと思います。
小さなお子様をお持ちの親御様方、お子様にこの作品を見せてあげて下さい。

*ネタバレが多いです。

のび太が天国はどの辺にあるの? ということから始まったこの物語。子供の頃に見たときは特に何の感慨もなく、楽しんでみていた。けれど大人になって再び見ると、この作品に含まれる強いテーマやメッセージが見えてきます。

いい点
・株式で成り立つ王国や天国ではないが実際に空には国があった。と発想が面白い。絶滅動物が出てくるあたりなんかはロマンを感じる。あと個人的には雲ロボットがかわいい。
・ドラえもんたちが絶対的な正義の味方ではない。同じ地上人として密猟者が出てきたり、ドラえもん自身が使えば多くの人が命を落とす兵器を持ち出して、半ば脅しの交渉をするといった、単純な善悪で分けきれないところがあり、他の映画とは違った異質さを感じる。
・ED、BGMとして流れる音楽もイイです。武田鉄矢さんの歌うドラえもん映画の曲では二番目に好き。
・TV版で登場していたキャラクターが出てくるという展開も胸をわくわくさせてくれます。ラストで正体がわかるとあるキャラクターはテレビで該当する話でも胸にくるものがあったので興奮しまくりました。
・大魔境やドラビアンナイトでもあるが序盤、中盤にのび太たちがした何気ない行動や出てきた道具が終盤になって別の形で影響を与えてくるのは話が練られている感じがしてかなり好き。

 他のドラえもん映画と違って環境問題や強力な兵器(核など)、人間の業の深さを全面に押し出した強いテーマを持った作品。面白いのだが、アクが強くてドラえもん映画としては苦手な人がいるかもしれない。

悪い点
・天上人が冗談抜きでクズ。擁護したいが、パルパル以外の天上人は劇中でやることなすこと全てが陰湿、卑怯、自己優越主義の言葉で片付くのでいいところがない。パルパル自身も他の天上人よりはマシといった程度で擁護できるほどではない。
 人間の悪いところだけを抽出して練り固めたような存在。いい点として単純な善悪がないことをあげたが、天上人が胸糞悪い場面をことごとく見せてつけてくれるので、個人的にはドラえもんに味方したいと思った。密猟者が兵器を使った時も天上人もノア計画やろうとしてるんだからしょうがねぇな、とショックはあれど同情はなかった。
 二回目の視聴で気づいたが、冒頭の無人島への調査がノア計画の実験のため。難破して流れ着いた人間がいるのに一方的に「さっさといなくなれ(意訳)」と言って、そのままその島を沈める。無人島なんぞ探せばいくらでもあるのにそんなの関係なし。冒頭から地上人の存在を軽視してるのが感じ取れる。
・のび太たちとの邂逅でも天上人が嫌悪を隠さない。挨拶もなしにいきなり、王国を作ったのび太たちを批判。
 明らかにのび太一行が悪印象を持ったのが顔で判断できる。パルパルがフォローをいれるが、寝る直前にシアターを見てると現れて高圧的な態度。マジで感じ悪い。結局のび太一行は怒って逃げるが、「どうして地上人は逃げたがる!?」と本気で理解できない様子。お前が原因だよ・・・・・・・・
・恣意的な裁判。
 何の情報もないまま、子供のジャイアンやスネ夫、しずかちゃんを裁判に引っ張り出して批判。お前らは子供相手に何と戦ってんだよと嫌悪感を通り越して呆れるしかなかった。しずかちゃんの言葉にも聞く耳なし、ていうか裁判長さん・・・・興奮してるやつは退廷させるか静かにさせてくださいよ。眼鏡と髭じいさんが感情的なアホの見本みたいになってます。

 もうなんていうか天上人がクズ過ぎて彼らの行動すべてに悪印象を抱きました。外せない発信機指輪を騙してつけさせたりといった陰湿さ、地上人は信用できないとか言って、地位の高い人が同じことを言うとそっちは絶賛して拍手したりと権力に媚を売るクズっぷりがすごいです。
 文明に反比例して生命体としての習熟度が低すぎる。

アニマル惑星同様、環境問題や核問題を扱った、メッセージ性の強い作品です。

前半の「株式で雲の王国を作ろう!」というワクワクする話から、後半の天上人との非常に重いやりとりをするギャップは、終始薄気味悪い雰囲気の漂っていたアニマル惑星とはまた違った雰囲気を醸し出してます。

ですが、環境問題等を扱ったこと自体はともかく、そのやり方がかなりえげつないです。

勝手に地上人代表として年端も行かぬジャイアン達を選んでおいて、聞く耳もたずに地上はリセットしなければならないと叫ぶ天上人。
天上人の暴挙を阻止するため、対等に話をするために雲戻しガスという強力な武器(どう見ても核兵器の暗喩です)をちらつかせるドラえもんとのび太。
心無い地上人が撃ってしまったガスの責任をとるためにガスのタンクに特攻し命を散らすドラえもん。

あまりにもショッキング過ぎる展開が多すぎます。

特に天上人とのやりとりは、静ちゃんが「地球環境を守らなければならないと感じている地上人もいる」と言ったときは天上人は「信じられるか!」「地上人は嘘つきだ!」と暴言を浴びせたにも関わらず、後に植物星大使となったキー坊に同じ事を言われた時は満場一致で賛成するなど、非常に胸糞悪くなります。

数あるドラえもん映画でも間違いなく名作と言える作品ですが、メッセージ性が強すぎて、同じテーマを扱ったアニマル惑星の時にはちゃんとあった娯楽性は著しく損なわれていると感じざるを得ません。

大山のぶよさんのドラえもんが好きで孫にも見せたいと思い買いました

アニマルプラネット同様、環境に対してのメッセージが非常に強い作品。... 続きを読む

【この商品に関連する動画はこちら】


同じカテゴリにある他の記事

映画は映画だ [DVD]
映画『紙兎ロぺ』 つか、夏休みラスイチってマジっすか!? ロぺ&アキラ先輩フィギュア付きスペシャルBOX【2枚組/数量限定生産】 [DVD]
映画 クレヨンしんちゃん 爆発!温泉わくわく大決戦 同時収録 クレしんパラダイス!メイド・イン・埼玉 [DVD]
世界の戦争映画名作シリーズ DVD-BOX
映画ハートキャッチプリキュア!花の都でファッションショー・・・ですか!?【特装版】 [Blu-ray]
映画 鈴木先生 豪華版 [DVD]
映画ドラえもん のび太と銀河超特急【映画ドラえもん30周年記念・期間限定生産商品】 [DVD]
映画 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦 [DVD]
<あの頃映画> 砂の器 デジタルリマスター版 [DVD]
壇蜜 仮面を脱ぐとき ~映画「甘い鞭」より~ [DVD]
映画 妖怪人間ベム【DVD豪華版】(本編ディスク+特典ディスク)
映画 クレヨンしんちゃん オタケベ!カスカベ野生王国  [DVD]
映画ドラえもん のび太の南海大冒険【映画ドラえもん30周年記念・期間限定生産商品】 [DVD]
映画ドラえもん のび太の宇宙開拓史【映画ドラえもん30周年記念・期間限定生産商品】 [DVD]
映画スマイルプリキュア! 絵本の中はみんなチグハグ! 通常版 【DVD】
映画 けいおん! 通常版 (今だけプライス) [DVD]
映画 クレヨンしんちゃん ブリブリ王国の秘宝 [DVD]
映画 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ 歌うケツだけ爆弾! [DVD]
映画ドラえもん のび太とアニマル惑星【映画ドラえもん30周年記念・期間限定生産商品】 [DVD]
映画 妖怪人間ベム 2枚組(本編ディスク+特典ディスク) [Blu-ray]