地獄の黙示録 特別完全版 [DVD]
「朝のナパーム弾の臭いは格別だ」―巨匠コッポラが心血を注ぎ、戦争の狂気を描いた傑作。ユニバーサル初DVD化
【キャスト】
マーロン・ブランド/ロバード・デュバル/マーティン・シーン/デニス・ホッパー
【スタッフ】
製作・監督・脚本・音楽:フランシス・F・コッポラ
■製作:2001年
■Disc枚数:1
■画面サイズ:16:9
■収録時間:203分
※映像特典、商品仕様、ジャケット写真などは予告無く変更となる場合がございます。
The basic story is that Colonel Kurtz (Marlon Brando), who was sent to Vietnam (60's era) to correct a problem, now sees the problem differently and has exceeded his authority in the correction. Therefore Captain Benjamin L. Willard (Martin Sheen) is dispatched to dispatch the colonel. In this Joseph Campbell ("The Hero with a Thousand Faces") type adventure, he meets with many situations that help him grow and understand the problem that Colonel Kurtz faced. Will he complete his mission or succumb to the came forces as the colonel in the heart of darkness?
This is basically an updated version of Joseph Conrad's book "Heart of Darkness" with a lot Francis Ford Coppola thrown in. The location is Viet Nam, instead of Africa, and as with any update; they thought it would be more relevant than trying to explain the Congo. Toss in some songs from the 60's era ("The Best of the Doors"- `The End'), and some classics (Wagner - "Die Walkure: Ride of the Valkyries"), and you have a movie. Too bad it is not that easy.
I would not worry too much whether this looks like Vietnam or if certain events really take place, as that is not the point of the picture or the intent of the story telling. The feel of the book was conveyed. And I would not worry if it does not match the book story word for word as this is a different media. If you come away with the question "what would I do if it were me?" it worked.
Not to distract from the movie review, however I was in Viet Nam (1967-1968) in an armed reconnaissance organization. And the Vietnam I was in did not have the surrealistic scenes. We did get to see Bob Hope and Martha Ray "The Big Broadcast of 1938" (1938). Before that I always thought it was a bunch of hype. However it did make a difference having them take the time to go there. So I could see something as weird as the bunny scene happening.
Besides the movie there are the Scenes of the destruction of the Kurtz compound set. They were required to clean up after the movie was made. Coppola says that these scenes were removed from the end of the movie so people did not think that it was part of the story. However I saw this on TV and they left the scenes in and I did think it was part of the story.
Another movie interpretation of, "Heart of Darkness" was made later. Not quite as moving as Apocalypse Now, but you should see it to compare to the original, "Cannibal Women in the Avocado Jungle of Death "(1988). Adrienne Barbeau is Dr. Kurtz.
本ディスクの画面サイズは2.35:1です、
音声は英語と日本語吹き替え、
字幕は英語・日本語・字幕無しが選択できる、
本編196分終了後に完全版製作関係者のクレジットが7分続くので収録時間が203分、
特典映像はなし、 収録映像はじゃっかん暗めの印象がある、
さて以下、本作がじつはかんたんな物語なのによってたかって(意図的に?)難しい話に
されていることについて記す、
物語の基本は「密命を帯びた軍人が暗殺を実行する」という単純なものだ、
劇は、暗殺指令発令→出発→移動→暗殺対象に遭遇→暗殺実行→帰還とまったく時系列に進む、
つまり話の骨格は「ジャッカルの日」と瓜二つ、
ジャッカルの前に立ちふさがるのがフランス警察、直接にはルベル警視なのに対して
本作でウィラードの前に立ちふさがるのは戦争、 それも大混乱するベトナム戦争前線ということだ、
ジャッカルは障害のひとつひとつを臨機応変にクリアしてクライマックスを迎えるわけだが、
ウィラードが道中で体験する混乱はさてジャッカルが克服したような障害といえるかどうか疑問ではある、
では物語は単純なのになぜ観客が混乱していしまうのか? 作り手が混乱しているのだから
当然といえば当然なのだが、ここからが映画を見る目を試されていると考えていいとおもう、
最大の理由はカーツ大佐がなぜ暗殺されなければならないのか、理由について脚本の書き込みが
足りずいたって曖昧なままに劇が進むからである、
書き込み不足はあえて意図したものでそのほうが映画的になったからそうしたとも判断できる、
説明するまでもなくウィラードが将軍とCIAによって暗殺指令を受けとるシーン(ハリソン・フォードが
登場する屋内シーン)でひととおりカーツ暗殺の理由は説明されているにも関わらずである、
続く前線の混乱シーンが強烈過ぎてそちらにばかり目が行ってしまうからなおさらなのだが
マニアが陥りがちな重箱の隅を突きまくり語るべきことの周囲を堂々巡りするタイプのアプローチでは
ここから先がぜったいに見えてこないだ、
映像として目の前に物語が提示されているにもかかわらず物語を語らずにメイキングの
薀蓄語りに精を出してしまうような姿勢では本作の面白さはぜったいに分からない、
さて、カーツは何故暗殺されなければならないのか?
それはカーツが神になってしまったからなのである、
ではなぜ神様をアメリカ軍が暗殺しなければならないのか?
将軍達から暗殺指令を受けたもののウィラードはまだ釈然としていない、
上意下達の明確な軍隊組織に所属するものとして受諾した命令は正確に実行するつもりなのだが
遡行中、ウィラードはカーツの資料を読み進むほどなぜ彼ほどの優秀な軍人が
暗殺対象なのかずっと自問自答し続けるわけだ、
ウィラードの自問自答と前線の混乱があいまって観客の目には混乱がさらに大きくなっていく、
ついにカーツに接近したウィラードにはまだためらいが残っているのだが
数日のうちに命令の正しさにようやく気付き暗殺を実行するのである。
ウィラードは悟るのである、この神は殺す必要あるし命令通りに殺さなければならないと、
ここで観客はベトナム戦争について考えなければならない、
ベトナム戦争とは誰と誰が戦ったのか?
南ベトナムに協力するアメリカ軍が北ベトナムと戦ったのである、
北ベトナムとは共産主義者たち、つまり無神論者達である、
対するアメリカは大統領就任式で新大統領が聖書に手を置き宣誓するキリスト教国なのである、
キリスト教VS.無神論という構図なしにベトナム戦争について語れないのだ、
自由主義圏対社会主義・共産主義圏という構図で語られがちな第二次大戦後の冷戦構造そのものが
キリスト教と無神論の対立なのである(世界史上、フランス革命以降いまも続いていると考えてよい)
イエス・キリストをいただく一神教の国アメリカの軍隊の中から、それも劇中繰り返されるように
最優秀の軍人があろうことか自ら軍を離脱して神様になってしまったのである、
目先としてはアメリカの国益のために、深部では唯一の神イエス・キリストのために戦争を
遂行していたアメリカ合衆国の軍人が自ら神様として小さな国を作ってしまったのである、
21世紀初頭の現在は大規模な宗教戦争の時代である、お互いが一神教であるキリスト教と
イスラム教はお互いの神の存在を決して認められないのだから戦いは果てしなく続くと
われわれは覚悟しなければならない、
カーツがアメリカ軍を離脱した理由についてはカーツ自身の独白として明確に語られる、
ポリオワクチンを注射した子供の腕を北ベトナム軍がすべて切り落としてしまったという
エピソードの部分である、 (このエピソードは「ディア・ハンター」のロシアン・ルーレット以上に
共産主義者の人命軽視と残虐さを語っているので事実かどうかはっきりさせたほうがいいのだが)
そしてカーツは悟ったのである、 北ベトナム軍兵士達の目的至上主義の軍人としての優秀さに
戦争目的が曖昧なまま前線に投入されるアメリカ兵たちでは対抗できないと。
矛盾し混乱し続ける前線で自らが先頭に立って戦うのなら何もアメリカの為である必要はない、
いっそのこと自分自身の為に戦ってしまおうということだ、
ヘリに手榴弾を投げ込むのは平服の少女であることで描写されているようにベトナム戦争の混乱は
アメリカ軍は軍服着用の正規兵ばかりなのに相手は誰が敵で誰が見方か区別できない
ゲリラ相手だったからなのだ、
手榴弾でヘリが爆破されるのを目撃したキルゴアの台詞「ファッキン・サヴェージ(野蛮人)!」とは
ベトナム人に対する単なる差別表現ではなく、普通の服を着た少女が爆弾を運んでくる共産主義者達の
戦闘方法そのものへの批判なのである、
暗殺に成功したウィラードはカーツに代わり部族の新しい神として君臨することもできた、
しかし彼は帰還するのである、 合衆国陸軍軍人として、そしてだいぶあいまいだが
彼自身がキリスト教徒であることから再び彼自身の属する世界に還ってゆくのである、
軍人が職務に忠実であることで彼の所属する社会を守ったともいえる感動的なラストだと思う。
神話は主人公が帰還することで完結するという定番だ、→「紀元前1万年」を見よ!
だからコッポラ本人がいっているようにオリジナル版ラストでカーツの支配地がナパームで
焼き尽くされる映像では物語が違う結論になっているわけだ、
将軍達の命令目的はあくまでもカーツ個人の抹殺なのだから、カーツ亡き後、
部族はほっておけばいいのである、
この物語の登場人物たちはキルゴアを含めて全員がここに居ること、ここで戦い続けることに
悩み続けている、 とりわけ大きな苦悩を抱えているのが実はカーツなのである、
ウィラードに対面したカーツはおそらく悟ったのである、
この男こそ暗殺によって自分を苦悩から解放してくれると、
本作が語る物語すべては帰還後、少佐に昇進したウィラードの昔語りなのだ、
ウィラードが連れかえったランスはしょうしょうのリハビリを経た後、
きっと無事退官したキルゴアといっしょにカリフォルニアの波に乗ったに違いない、
物語が完全な時系列で進みながら日本語字幕では時制があいまいな箇所が多いのだが
それはザ・ドアーズ関係と共にあとでコメント欄に記す予定。
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