311 [DVD]

311 [DVD]
●規格
カラー/16:9 ビスタ/片面1層/本編 92分+特典/音声:1.オリジナル日本語〈ドルビー・デジタル・ステレオ〉
特典:縮刷版劇場パンフレット封入、座・高円寺ドキュメンタリーフェスティバル ティーチイン&劇場予告編収録予定

●製作年・国
2011年・日本

●権利元
(C) 2011 Mori Tatsuya,Watai Takeharu,Matsubayashi Yojyu,Yasuoka Takaharu All Rights Reserved

●解説
震災をその目で確認すること、それだけが共通の目的だった―。
山形国際ドキュメンタリー映画祭で上映されるやいなや、怒号と賞賛が乱れ飛んだ世紀の問題作が、遂にDVDリリース!
東日本大震災発生から15日後、2011年3月26日。
放射能検知器を搭載した車は、4人のドキュメンタリスト―作家・映画監督の森達也、映像ジャーナリストの綿井健陽、映画監督の松林要樹、映画プロデューサーの安岡卓治―を乗せ、被災地を目指して出発した。
ガイガーカウンターが激しく反応するなか、東京電力福島第一原子力発電所への接近を試み、津波の被害を受けた土地を訪ね、岩手・宮城を縦走。
そして津波に飲み込まれた石巻市立大川小学校へと向かう。
依然として行方が分からないままの我が子を探す親たちの言葉がメディアの姿勢をも問う。
遺族を前にしながら、ビデオカメラを廻し続ける彼らにも、厳しい批判が向けられる。
そして4人の男たちは、被災地の圧倒的な惨状を写すカメラを、こともあろうに180度返してみせるのだ。
するとそこには、恐怖と混乱のなかで否が応でも高揚し、やがて自らの無力さに思い至って押し黙るほかに術のない、彼ら自身の姿が映し出されていた。
それは、マスメディアが決して露にすることのない、しかし、現実に存在していた“撮る側"にいる者の素顔なのだ。
本作『311』は、震災の混乱が色濃く残る2011年10月に開催された山形国際ドキュメンタリー映画祭にて初上映。
文字通り賛否両論の嵐、一時は劇場公開が危ぶまれるほどの論争を巻き起こした超問題作である。

特典として、パンフレット縮刷版を封入&4監督によるティーチインの模様を収録!

◆山形国際ドキュメンタリー映画祭2011 正式出品|東日本大震災復興支援上映プロジェクト「ともにある Cinema with Us」
◆第16回 釜山国際映画祭 正式出品|ワイドアングル部門
◆第3回 座・高円寺ドキュメンタリーフェスティバル|ゲストセレクション
◆サラヤ国際ドキュメンタリー映画祭|オープニング上映
◆第18回 宮崎映画祭|クロージング上映

彼女がレンタルしてきたものを隣で見ていました。
率直に不愉快なホームビデオという感じのものでした。
ただ、それも映像以外のインタビューなどで巧く伏線を張っておられるので
結果的に「それが狙いなんだ」と言うんだろうなと言う薄っぺらい感じもあり
まあ、何を言っても水掛け論になってしまうと思いますので
まともな人間はあえて見る価値はないと思います。
百歩譲ってそれがテーマだとしても、これを見て自分が傍観者である事を気づかないといけないレベルならそもそものレベルが問われます。
本人が言うように『直接見てみたい』『体感したい』から行った(野次馬根性丸出しの)人たちが、そこで『撮った』だけの単なる映像でした。
ドキュメンタリーと言えば格好がつくのかもしれませんが、そこはまあパパラッチと同じ思考ととらえるとして。
野次馬の大人達が行った被災地観光のホームビデオに、なんだかんだとウマい具合にテーマを後付け。
後ろめたさがテーマだと言うけれど、うまい具合に屁理屈を理屈にねじ曲げて『作品』という事にしてしまう。
ナンセンスの極みと感じました。
善悪を問うつもりはさらさらありませんが、参考までに
レンタルでも購入でも劇場でも、お金を払って見るのはもったいないと思いました。

子供の運動会で周りの迷惑を考えずビデオを回しているお父さんが、興奮しながら自分の姿も撮影し
後で「結局みんなこうなんだよ。自分の子供の事しか考えてないでしょ。」と言うのがこのビデオのテーマなんだ
と言われて見せられても、ちょっと苦笑いですよね。それにお金を払いたくもないし。
そういう感じです。

四人の男たちが被災地に向かったとカッコイイ謳い文句が掲げられていたが、始め見た時に正直
何を伝えたかったのかが分からなかった。
映画監督、ジャーナリスト他といった四人の男が被災地に向かったが、あまりの被害の大きさに
、被災した方々の言葉や罵声を聞いているうちに自分たちは無力だったという事を伝えたいのだ
ろうか?と、しかしこの映像からそんな事は何も伝わらなかった。
しかし何度か見ているうちに考え方が変わっていった。他のドキュメンタリーと違い、視点を取
材する側へ変えてはじめは遠足に行く子供の様に気持ちが高揚していたが、不十分な装備で原発
付近で取材を断念する姿や、大川小学校付近で行方不明になった子供を探す母達に言葉をかける
がことごとく否定される姿、遺体発見現場で無断撮影していた彼らに遺族が激怒し罵声を浴びせ
られる姿等あえてかっこ悪い姿をかもし出していたのを見ているうちに、これはもう一人の自分
の姿なのではなかろうかと思えてきた。
自分を含め、被害に遭わなかった方は当時テレビから写し出される映像に興奮とまでは言わない
が、少なからずとも気持ちは高揚し、ドス黒い津波が家屋をのみ込んでいく映像に、もっと見た
い衝動に駆られたのではないだろうか。
この映像に映っている大義名分を武器に被災地に侵入する無責任な取材者たちは、そんなもう
一人の自分を代弁していた様に思えて仕方がない。
なので、この映画には津波のシーンや遺体の前で泣き崩れる遺族のような物語は存在しない、遺
体安置所だった体育館は映るが遺体は全て運び出された後の映像や、孤児ではなく両親が健在し
ている少年にインタビューしている明らかに感動シーンを狙っていたのに外してしまった感のあ
る映像等、多分始めは何がテーマなのか、何が言いたいんだという気持ちになると思います、
しかし子供を探す母達にインタビューする場面、遺族から罵声を浴びる場面でハッキリする、四
人の男達がしようとしている事は何なのか?あえてこの格好悪い姿を映画にする事で、映画の批
判の矛先を四人の男達に向けているのである。
この映画はドキュメンタリーとは何なのかを、逆にインターネットやテレビから見たいという欲
望衝動に駆られてしまう我々への問いかけなのではないだろうかと思えてしまう。
最後に期待していたであろうシーンが撮れずに、静かに歩いていく男達の後姿が映し出されるが、
これを見てあなたは何を思うのだろうか?
(追記)
このDVDジャケットには『誰も観たくなかったはずのドキュメンタリー』とあるが、その意味
がやっと分かった気がします。最後に歩いていく男達の後姿は、このDVDを見て気分が高揚す
る映像を期待していたが期待外れだったと思う私達の姿だったのではないでしょうか?ドキュメ
ンタリーって何なんでしょう?このDVDを見てそんな気持ちになりました。

2011年3月末に撮影されたドキュメンタリー映像。

前半は、福島第一原発近隣地域へのアプローチ。

線量の高さや警戒体制などから、事故がいかにとんでもないものであったことがうかがわれるが、取材目的の設定や装備があまかったことの反省を、映画の中で正直に述べている。

後半は、陸前高田、大船渡、石巻、東松島など、大津波の大被害にあった人々や町にカメラを向ける。

大川小学校の場面は、簡潔ながら、この大災害とマスコミ報道、被災地以外の人間の姿勢についての、重大な問題点が、自己批判的に描かれている。

子どもをなくし、遺体を見つけてやりたいと願う母親たち。

大津波直後から撮影時(二週間後くらいか)までの心情吐露。

悲しみ、放心を通り越し、今は、子どもたちを見つけるための「重機」が欲しいと。

小学校の避難ルートや避難体制、指揮についての複雑な思い。

竹の棒でしきりに地面とつつく母親。

愛児と悲しみの心の両方が、彼女の手に戻るのはいつになるのか。

顔を写さないと言いつつ、「多くの人々にこの災害を伝えるために」遺体にカメラを向ける森達也たち。

それに抗議する遺族。

問題作と言われているようだが、観ることで、観る者も問われるなら、意味はあるだろう。

その問いと映し出されたものは、けっして忘れ去られてはならず、語り継がれるべきものだと思うから。

ぼくも、自分が問われることを覚悟しながら、これを記した。

他の方のレビューにもありますが、正直なところ、映像を生業とする男4人で撮った記録がこれか・・・という印象しか残りません。最後の10数分でわが子を失った2人のお母さ... 続きを読む

同じカテゴリにある他の記事

NHKスペシャル 仁淀川 青の神秘 [Blu-ray]
佐藤寛子-メタモルフォーゼ-映画「ヌードの夜/愛は惜しみなく奪う」より [DVD]
一分 TAKUYA KIMURA [DVD]
ネコのためのDVD/あなたがいないときのために あなたの猫のためのリラックスする映像と音楽
稲川淳二 四国巡礼・恐怖の現場 ~本当にあった“死国 ”88霊場~VOL.1 冥途への旅立ち…地獄霊場 徳島・廃ホテル [DVD]
U2 魂の叫び [DVD]
ABINGDON ROAD MOVIES [DVD]
克服 回復 幸福 ! 最高の愛~恋はドゥグンドゥグン~パーフェクトメイキングDVD
NHKスペシャル 驚異の小宇宙 人体II 脳と心 DVD-BOX
フランク・ロイド・ライト [DVD]
ミステリアス・ピカソ ~天才の秘密 [DVD]
情熱大陸×立川談志 プレミアム・エディション [DVD]
ザ・ローリング・ストーンズ シャイン・ア・ライト コレクターズBOX (完全限定生産) [Blu-ray]
ザ・ローリング・ストーンズ シャイン・ア・ライト コレクターズBOX (完全限定生産) [DVD]
『冬のソナタ』最終章 奇跡が生まれた100日間の全記録 DVD-BOX
プラネットアース DVD-BOX 1 episode 1?episode 4
311 [DVD]
ピナ・バウシュ 夢の教室 [DVD]
ライフ -いのちをつなぐ物語- Blu-Ray プレミアム・エディション
プロフェッショナル 仕事の流儀 スタジオジブリ 鈴木敏夫の仕事 自分は信じない 人を信じる [DVD]