Giselle [Blu-ray] [Import]
Alina Cojocatu, Johan Kobborg, Marianela Nunez, and Martin Harvey perform in this Royal Ballet production of the Adam ballet conducted by Boris Gruzin.
コジョカルのジゼル、ということで予約開始時からとても楽しみにしていました。
ロイヤルの衣装や振り付けや曲の順番は一般的なものとはやや違いますが、これはこれでとても面白かったです。
第1幕は如何にも農村、てかんじでコジョカルもかわいらしい村娘になりきっていました。
ちょっとした仕草もかわいらしかったです。
第二幕は特にすばらしかった!ヌニェスのミルタはとにかく美しく今までに見たミルタのなかでもっとも目に迫力がありました。(ロイヤルのメイクのせい?アイシャドーがシルバーでこわかった)
そしてコールドも圧巻でした!ヒラリオンを追いつめるときに鳥肌がたったほどです。
そして最もすばらしかったのはやはりコジョカル。アラベスクをするときにぴたっととまり、本当に空気に浮かんでいるような印象を受けましたし、ジャンプもとても軽かったです。さすが「20世紀最高のジゼル」と言われるだけのことはあります。
買って絶対に損しません。
ピーター・ライト版のジゼルはこれが初めてです。
「ジゼル」は有名ではあるけれど、「白鳥の湖」のように上演の度に「○○版」ということが今までなかったので、誰の演出かまで深く思って鑑賞したことがありませんでした。
アレッサンドラ・フェリ&東京バレエ、マラーホフ&モスクワクラシック、ザハロワ&ボッレと続いての視聴ですが、主役だけでなくジゼル全体を評価するならこのDVDになると思います。
ロイヤルらしく細々とした演技は取り入れられていますが、嫌ではありませんでした。
母親のウィリの話部分も削除されずに残っていたし、よーく観ていたら「もしかしてお母さんはヒラリオンのことが気に入っていたの?」と思うような演技もあります。
ジゼルがバチルド姫のドレスに憧れて触れる場面がありますが、こちらは詳しく演じられていてザハロワを
先に観ていた母が「ああ、こういう意味だったのね」とロイヤルを観て理解していました。
主役のコジョカルは小柄でなで肩でありジゼル向きです。足首が柔らかいので2幕のパ・ド・ブレがとても綺麗です。(後ろ下がりは東京バレエの井脇さん・ザハロワの右に出る者はいないけれど)
1幕ではとても愛らしい村娘で登場した時からジゼルの雰囲気が出ています。
2幕のウィリとなった時では、1幕とは打って変わって「まるで空気を纏っているかのような」踊りです。
ザハロワが「しなやか」ならばコジョカルは「しっとりなめらか」という感じです。
コジョカルが踊ると空気も一緒に流れるような印象です。そして、パンシェがとても綺麗です。全く軸足が
ぶれず素晴らしいバランス力です。
アルブレヒト役(読めなくてごめんなさい)もとてもリフトが上手いです。もちろん踊りも上手いのですが、それ以上にコジョカルへのサポートが上手くて2幕でこの人がリフトをするとコジョカルが本当に浮いているように思えてきます。2幕だけを見てしまうと、「物足りなさ(表現力)」を感じてしまいますが、
1幕から通してみれば、笑顔あり・恋人同士の感じありでいいダンサーです。
ミルタはとても威厳がありウィリの女王という雰囲気があります。そして美人で上手いです。この人がザハロワのジゼルでミルタをしてくれていたら・・・と思ってしまいます。
よく見ると「マリアネラ・ヌネェス」でした。このときにはプリンシバルで3年後?に旦那さんと「白鳥の湖(ダウエル版)」で主役を踊っています。余談ですが、白鳥の王子様・・・うーん。
2幕のある意味で見せ場でもあるヒラリオンの場面は曲がカットされることなく演じられていたので満足です。ヒラリオンの命乞いの演技も上手いです。ミルタはあまり舞台を動くことがないのですが、こちらは
ミルタが中心となってヒラリオンを追い詰めていきます。ウィリもグラン・ジュテで追いかけます。
2幕の舞台設定(ジゼルの墓が茂みの端にあり、ご丁寧に倒木などまでもが配置されている)はまさしく妖精が出そうな雰囲気にしてあります。ヴェールを被ったまま踊るウィリも素敵です。
ただ、ウィリ達のアラベスクで交差する部分があまり綺麗ではありません。それが残念です。
他のバレエ団に比べて、ロマンティックチュチュの丈が短い分、揃わないと目立ってしまいます。
コジョカルのジゼルは素晴らしいという前評判を聞いていたので楽しみにしていました。
1幕のコジョカルはジゼルそのもので、かわいくて、初々しくこの役はコジョカルのためにあるのではと思えるほどでした。踊りも本当に軽快にステップを踏み、可憐で恋してる乙女の嬉しさに溢れていました。
またコボーのアルブレヒトも、婚約者がいるものの、ついジゼルに恋してしまい、本気になってしまったという感じで、決して遊びでない真剣な感じがしました。
コボーの踊りもまた素晴らしいかったです。特に足裁きがとても綺麗で軽快で・・
また、演技も嫌味がなく素晴らしかった。
ピーターライト版のジゼルははじめてでしたが、今まで知っていたジゼルよりストーリーがわかりやすくよかったと思います。
1幕が素晴らしかっただけに2幕もとかなり期待してみたのですが、正直がっかしました。
ヌニェスのミルタは、メイクや表情で怖さを表現しているものの、踊りからは迫力や威圧感は全く感じられませんでしたし、ウィリーの群舞からもジゼルの見せ場であろう静謐な情感を感じることが全くできませんでした。
まず、音楽の演奏が早いと思います。もっとゆったり静かな演奏であればとそこも残念です。
特に打楽器の音が大きすぎ、高音部も雑な感じがしました。
そのせいか、静かに情感をこめて踊られるはずのウィリーの群舞が、なぜか元気いっぱいな粗い踊りにしか感じられず、残念です。よって☆一つ減らしました。
ヒラリオンが殺されるシーンは、とてもよかったです。
ウィリーの怖さが真に迫っていました。
ジゼルとアルブレヒトのパ・ド・ドゥは・・
コジョカルのラインの美しさ、踊りのテクニックは申し分ありません。本当に美しいです。
グランドスゴンドから、あの華奢なかわいいコジョカルからは想像できないくらい凛とした力強さがあり、そこから生み出されたアダージョはパの区切りを感じさせない流れのあるものでした。
コボーのリフトも安定感があり、二人のパートナーシップのよさが伺えます。
アルブレヒトのバリエーションも素晴らしい。
コジョカルのウィリーは、アルブレヒトを愛したまま死んでしまったので、まだ自分の死を受け入れてなくて生きたジゼルのままアルブレヒトを守ろうとしているかのように見えました。生の人間のようで、精霊ではないのです。そこには、アルブレヒトへの愛情溢れ、ミルタへ彼の命乞いをする生身のジゼルがいるのです。
2幕に関しては、もう少し年齢を重ねたコジョカルのジゼル、また精霊そのものとして踊る違った解釈のコジョカルのジゼルも見てみたい気がしました。
最後のお墓の前で倒れてアルブレヒトが気がつくシーンの演出はとても気に入りました。
主役の二人やソリストたちの良さは、言うことありません!今を生きるロイヤルのダンサーたち。本当に素晴らしいです。... 続きを読む
ジゼルで初めて感動しました。ザハロワのもフェリのも、もちろん素晴らしいのですが、ジゼルの可憐さ、ウィリになってからもアルブレヒトを愛する純粋さは、コジョカルのジゼ... 続きを読む
彼女はミルタにあっていません。生々しく、元気すぎます。
1幕の舞台美術と衣装はすばらしいです。さすがロイヤル!... 続きを読む
この映像は、'06年1月にCoventGardenで上演された<Giselle>のライヴ映像である。P.Wright版<Giselle>と言う事に興味が湧き、購入... 続きを読む
同じカテゴリにある他の記事
レボリューション 日本語字幕版 [DVD]
上野水香&マルティネズ 東京バレエ団「白鳥の湖」(全幕) [DVD]
早乙女太一 わらべうた (初回限定版) [DVD]
エイジアン・タイフーン - トライバル・フュージョン・ベリーダンス [DVD]
ワーグナー:リエンツィ、最後の護民官[Blu-ray]
舞台『NECK ネック』 [DVD]
I Puritani [Blu-ray] [Import]
Mayerling [Blu-ray] [Import]
ボリショイ・バレエ「眠れる森の美女」ザハーロワ&ホールバーグ [DVD]
トロイアの女 [DVD]
~Taiwan Beauty in Saipan~ キャンディー [DVD]
女の一生 [DVD]
まよチキ! コンプリート DVD-BOX (全13話, 325分) アニメ [DVD] [Import] [PAL, 再生環境をご確認ください]
ルドルフ・ヌレエフ振付・演出「眠れる森の美女」プロローグ付3幕 [DVD]
おいしいタイミング (PPV-DVD)
花組芝居20周年記念公演 かぶき座の怪人 2007 [DVD]
三国志大戦3 全国大会 覇業への道 英傑乱舞DVD
秘密の花園 [DVD]
レイ・コスビー・レクチャー 日本語字幕版 [DVD]
ジュセッペ・ヴェルディ:歌劇「ファルスタッフ」[DVD]
Copyright (C) 2013 DVD info DVDの格安・激安通販情報 All Rights Reserved.