映画クレヨンしんちゃん 爆発!温泉わくわく大決戦 [DVD]
ある日路上に倒れていた老人を救い、風呂に入れてあげたことをきっかけに、温泉Gメンと悪の科学者ドクター・アカマミレ率いるお不潔軍団YUZAMEの争いに巻き込まれていくしんちゃんと野原一家。
いつも通り、しんちゃんギャグが炸裂する劇場用「クレヨンしんちゃん」シリーズの1編だが、今回は随所に特撮映画のパロディ&オマージュ・カットが登場し、オリジナルを使用したその音楽ともどもマニアを感涙させる。丹波哲郎扮する温泉の精と、しんちゃんの、風呂場でのほのぼしたやりとり、地球ではなく家庭を守るべく立ち上がるひろしの意外な頼もしさなど見せ場も多いが、総じて描こうとする内容やシチュエーションの数が多すぎる。そのせいでドラマの盛り上がりがひと段落した後にまたクライマックスがあるといった詰め込み感が疲労を感じさせ、さらにゲスト・キャラの説明に時間を割くことで、主役であるしんちゃんと野原一家が前半ほとんど活躍出来ないという難点も。(斉藤守彦)
クレしん映画の第七作目で原監督の三作品目。
原監督の「大人も子供も楽しめるアニメ」と言うのをパロディネタで見事に成り立たせて、ストーリーも無理なく纏まっているのが凄い!
この辺りの事は他の人が詳しく書いているのでぜひ参照して見て欲しい。
さらに水島さんの演出も見事で、クレしんの味を最大限に引き出している。
個人的には特撮のパロディと言うこともあり原・水島のコンビが劇しんシリーズの中で一番かみ合っている様に思う。
劇しんは「泣ける」と言うことに目が行きがちだが、この作品は「笑える」と言う意味では下品すぎずにクレしんらしさを生かしたパロディで、「大人も子供も楽しめる」作品になっている。
ストーリーは単純だが、この作品の肝はキャラクター達の魅力にあると思う。
しんちゃん達家族をおざなりにすることなく、草津・御所掛・指宿の三人がいい味を出している。
劇しんシリーズの脇役キャラの中でも野原一家との相性が良いので、違和感なく溶け込んでくる。その名前の独特さも個性を引き出すのに一躍買っている。
さらに、悪役キャラのアカマミレも悪役ならではのシリアスな雰囲気を漂わせながら、武士の情けをかけたり終盤では憎めないおじさんになっている。
回想シーンの良い意味での阿呆さと草津との掛け合いで、子供心に「このおじさんは悪い奴だけど憎めないな〜」と悪役をこなしながらも悪い印象を抱かせる事がなく、それがこの作品自体の印象を安心して笑って見れるものにしているのではないかと思う。
子供の頃に劇場で見た時とはまた違った面白さがあって二度おいしいのもこの作品の好きな所。でも見終わってから温泉に行きたくなるのは今も昔も変わらない。泣ける作品ではないが、懐かしくもあり楽しくもある、隠れた名作だと思う。
怪獣映画史的に言えば、時期的には『ガメラ3』と同じ年。
巨大感の演出に関しては『ガメラ2』の延長上、『ゴジラ・モスラ・キングギドラ』の路線(いずれも金子監督)といえます。アニメならではのアオリでパースのついた高圧電線鉄塔の破壊シーンなどはみどころです。
本作が素晴らしいのは特撮映画でいう本編パート部分。
テレビ番組が通常放送から次第に特番に替わっていく過程や、巨大ロボット(怪獣)の侵攻に合わせて避難命令が出るあたり、そしてしんのすけの幼稚園から知り合いが次々に避難して散り散りになっていく分かれの寂寥感に到るまでの(逆説的ですが)盛り上がりは怪獣映画史上類を見ません。
お遊びとしては、丹波哲郎が温泉の神“丹波”として似顔絵キャラで出たり、いろいろあるのですが、全体の印象としてはもうひとつ活きていない感じです。
やはり最大の原因は、温泉GメンとYUZAMEいう秘密組織をめぐる抗争と、(いくらYUZAMEの最終兵器とはいえ)巨大ロボットが暴れる怪獣映画のパロディとがちぐはぐなところでしょう。いくらなんでもありのギャグアニメとはいっても、1つの映画に2つの大きなパロディを入れるのは無理があるでしょう。
(怪獣映画パートが面白すぎるだけかもしれませんが)
なんだかんだ言っても怪獣映画ファンは必見です。怪獣大戦争マーチやゴジラ(自衛隊のテーマ)が伊福部サウンドまんまで流れるのはもちろん、巨大ロボットの本作オリジナルのBGMも伊福部調になっているなど、この一連のシークエンスにおけるこだわりは相当なもの。
最初は笑いながらも、先に挙げた住民非難のシーンでは、いつの間にか物語に引き込まれていること間違いありません。
この映画、個人的にはクレしん映画の中でも結構好きな作品です。何せ、製作側が完全に暴走しています。
まず『メイド・イン・埼玉』という短編集が始まりますが、この中の『私の小さな喜び』が凄い!
ざっと挙げただけでサウンド・オブ・ミュージック、雨に唄えば、ブルース・ブラザーズ、タイタニック、宝塚・・とあらゆる映画・劇(しかも60〜70年代のモノ中心)のパロディ・ミュージカルがいきなり始まります。
アクション仮面とカンタムのイージー☆ライダーが最後に撃たれる等、どれも中々ツボを押さえてパロッていて驚きました。
「最初からトバしてるなぁ」なんてマヌケな感想をつぶやいていましたが、本編では更に加速します。
ミニスカートの様な浴衣姿で銃撃や格闘をする温泉Gメンの女戦士、『ゴジラ』の自衛隊のテーマで出撃する戦車隊、『ゴジラ』のテーマをスピーカーで流す巨大ロボット、丹波哲郎の実名ゲスト出演(「俺はジェームス・ボンドと一緒に風呂に入ったこともあるぞ」なんてセリフも!)、温泉戦士のコスチュームの一つがマジンガーZ、最後は出演者全員(アニメでの主要キャラも本作にはかなり出て来ます)で『いい湯だな』の大合唱など、子供には分からない小ネタがとにかく隅々に見えるのです。
もちろんそれ以外のネタも激しく、『メイド〜』の最後の『ぶりぶりざえもんの冒険 銀河篇』は『流星篇』『ニューヨーク篇』と話に関係なく(笑)本編にも続いていますし、入浴中いきなりシンクロ踊り出したり、世界征服の動機が銭湯の下駄箱の鍵だったり(詳しくは本編参照)、もはや最後まで暴走を止められなかった様です。
個人的にはそういったギャグが結構ツボにはまったのですが、まだまだ子供向けアニメという作風が抜けきっていない印象も受けたので、万人ウケしないであろう傑作だと思います。
風呂嫌いテロ組織「YUZAME」と、日本全国の温泉を保護・管理している温泉Gメン(そしてもちろん、巻き込まれた野原一家)との対決。... 続きを読む
奥秩父の温泉を楽しんでいたひまわり幼稚園の慰安旅行を、謎の巨大ロボットが襲います。... 続きを読む
この映画はパロディー集です。
ただのパロディーというのもありでしょうが、原監督作品です。... 続きを読む
やっぱり原監督が担当していた頃のしんちゃん(映画もアニメも)は本当に面白かった。... 続きを読む
怪獣映画史的に言えば、時期的には『ガメラ3』と同じ年。... 続きを読む
いまだに信じ難いのですが、これが、本当にあの「暗黒タマタマ」や「戦国大合戦」「オトナ帝国」を監督した原恵一の作品?と思わず唸ってしまいました。クレヨンしんちゃんは... 続きを読む
Hな話だったことだけは覚えています。
今は亡き塩沢兼人、丹波哲郎、そして臼井儀人が出演している最後の映画作品。... 続きを読む
うんうん、面白かったな〜
自衛隊や総理までもが登場する一大スペクタクルに仕上がってます!... 続きを読む
クレヨンしんちゃんの映画は2〜3タイトルしか見たことが無いんですが、この作品は温泉をテーマにしていることもありけっこう全裸シーンや大人向けのギャグなどが随所に散り... 続きを読む
僕の私見ですが、しんちゃんの映画は監督の色がとても出やすく、作品によって評価も分かれ
やすいように感じます。... 続きを読む
【この商品に関連する動画はこちら】
同じカテゴリにある他の記事
タイタニック [DVD]
あの頃映画 「運が良けりゃ」 [DVD]
アラジン スペシャル・エディション [DVD]
可部線 最後の秋を走る [DVD]
蘇える金狼 デジタル・リマスター版 [DVD]
NANA -ナナ- スタンダード・エディション [DVD]
ハリー・ポッター コンプリート セット (8枚組)(初回生産限定) [Blu-ray]
反則王 [DVD]
カイジ 人生逆転ゲーム [Blu-ray]
フレンズ I 〈ファースト・シーズン〉 セット2 [DVD]
劇場版ポケットモンスター 水の都の護神(まもりがみ) ラティアスとラティオス【劇場版ポケットモンスター新シリーズ公開記念・期間限定生産商品】 [DVD]
それいけ!アンパンマン ルビーの願い [DVD]
ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 (EVANGELION:1.11) [Blu-ray]
劇場版 遊☆戯☆王 〜超融合!時空を超えた絆〜 [Blu-ray]
モテキ DVD豪華版(2枚組)
トガニ 幼き瞳の告発 (オリジナル・バージョン) [DVD]
戦争ドキュメンタリー アカデミー賞受賞コレクション ロングウェイホーム ジェノサイド リベレーション [DVD]
ショムニ second series(2) [DVD]
あの頃映画 「昭和枯れすすき」 [DVD]
アルマジロ アフガン戦争最前線基地 [DVD]
Copyright (C) 2013 DVD info DVDの格安・激安通販情報 All Rights Reserved.