007/スカイフォール 2枚組ブルーレイ&DVD (初回生産限定) [Blu-ray]

007/スカイフォール 2枚組ブルーレイ&DVD (初回生産限定) [Blu-ray]
※先着購入者特典:007/スカイフォール 特製ポストカードセット8枚セットは付きません

『アバター』を超え全英歴代No.1に輝いた究極のスパイ・アクション!
史上最高の007映画が遂に登場!!


<キャスト&スタッフ>
ジェームズ・ボンド…ダニエル・クレイグ(藤 真秀)
シルヴァ…ハビエル・バルデム(内田直哉)
ギャレス・マロリー…レイフ・ファインズ(原 康義)
イヴ…ナオミ・ハリス(杉本ゆう)
セヴリン…ベレニス・マーロウ(岡 寛恵)
M…ジュディ・デンチ(谷 育子)
Q…ベン・ウィショー(川本克彦)

監督:サム・メンデス
製作:マイケル・G・ウィルソン/バーバラ・ブロッコリ
脚本:ニール・パーヴィス/ロバート・ウェイド/ジョン・ローガン
●字幕翻訳:戸田奈津子 ●吹替翻訳:松崎広幸

<ストーリー>
トルコ イスタンブール。MI6(英国情報局秘密情報部)のエージェント007ジェームズ・ボンドは、各地で潜入捜査をしているNATOの諜報部員の情報が記録されているハードドライブを強奪した敵を追跡し、その組織をあと少しのところまで追い詰める。しかし、あと一歩まで迫ったところで、先に潜入していた同僚エージェント ロンソンが傷を負ってしまう。そんな中、上司のMは非情にも敵の追跡を最優先にするよう指令を下す。後から駆け付けたアシスタントエージェント イヴと共に、敵を追跡するボンドだったが……。

<ポイント>
●「アバター」を超え全英歴代NO.1! 世界60ヵ国以上で初登場No.1!!
記録的大ヒットをした史上最高の007映画が誕生!
生誕50周年を飾り新たな幕開けを描いたシリーズ第23作。
●ハイテク・サイバーテロの脅威にMI6が存亡の危機に!!
復讐とMI6壊滅を目論む元“00"(ダブルオー)エージェント VS ジェームズ・ボンド
●大迫力のアクションやチェイス・シーンは必見! もちろん、007シリーズお馴染みのガジェット(ワルサ―PPK/S ほか)、車(アストンマーチンDB5ほか )、そしてファッション(トム・フォード、オメガほか)からも目が離せない!!
●ここからでも始められる007! 史上最年少のハイテク天才武器調達担当 Q、美人アシスタント・エージェント イヴなど新時代の幕開けを象徴する新キャラクターが続々登場!
●主演はダニエル・クレイグ。復讐に狂う元エージェント役はアカデミー賞(R)に輝くハビエル・バルデム、史上最年少のQにベン・ウィショー、アシスタント・エージェントにナオミ・ハリス、そしてボンドガールにはベレニス・マーロウを迎える。さらに、ジュディ・デンチ、レイフ・ファインズなど豪華演技派俳優たちが競演。
●007史上初のアカデミー賞(R)受賞監督サム・メンデス(『アメリカン・ビューティー』『ロード・トゥ・パーディション』)が最高のスタッフと共に、原点を回帰をし、スリリングでドラマティックなエンタ-テイメントを作り上げた。
●主題歌は2012年グラミー賞6部門を独占受賞したアデルが担当。

<特典>
【ブルーレイ】
※全てブルーレイディスクのみの収録特典
●サム・メンデス監督による音声解説
●バーバラ・ブロッコリ(プロデューサー)
マイケル・G・ウィルソン(プロデューサー)
デニス・ガスナー(プロダクション・デザイナー)による音声解説
●ジェームズ・ボンド 再び登場
・イントロダクション
・鮮烈な帰還
・タイトル・コンセプト
・進化しつづけるボンド・シリーズ
・“Q" 新たなキャラクターの出現
・DB5:ボンドの象徴
・ふたりのボンド・ガール
・闇に潜む敵
・過酷なアクション・シーンへの挑戦
・世界を股にかける男
・ボンド音楽の魅力
・決戦の舞台
・Mの最期
・新たな始まり
●ワールドプレミア
●オリジナル劇場予告編
●サウンドトラック・プロモーション

<<ネタバレ注意>>
私は歴代007シリーズを観てきているファンですが、22作目「慰めの報酬」が
21作目「カジノロワイヤル」程は楽しめなかったので、「監督もアクション映画向け
じゃないし、慰めの報酬よりマシだったらいいか…。」ぐらいの感覚で本作を鑑賞。
その結果、いい加減な気持ちで鑑賞に臨んだ自分が恥ずかしくなりました。

これまでのボンド映画になかった心情描写が盛り込まれ、かつて組織に従属するも
行き過ぎが原因で身内に切られ、中共による五ヶ月間の拷問によって精神や身体まで
ボロボロにされ、Mへの復讐鬼と化した敏腕 元00エージェントのラウル・シルヴァ
(本名ティアゴ・ロドリゲス)が今回の敵です。つまり「ボンドが成り得たかも知れない、
もう一人の自分」という構図で、演じるハビエル・バルデム氏の上手さが際立っています。

この方は映画「ノーカントリー」で、アントン・シガーというバナナマンの
日村さんみたいな髪型した、コイントスで全てを決める不気味な殺人鬼役で
一躍有名になったスペインの俳優さんですが、その怪演ぶりは本作でも健在です!

冒頭 イスタンブール・グランドバザールでの機密データHDD強奪犯・パトリスに対する
追撃戦から魅せ、そしてアデルの名曲と共に誰もが陶然としてしまう神オープニングに
突入する展開が最高に素晴らしく、もうOPだけで100点(5億点?)が確定しているという稀有な作品です。

仲間(イヴ)の誤射により体を撃ち抜かれて任務失敗し、絶望の底に沈み行くボンドを
大っきい女の人(笑)がスッと掴み、水底に引き込まれながらタイトル「SKYFALL」が出る。
そして「Starring JAVIER BARDEM」〜 STUART BAIRD(編集)、ROGER DEAKINS(撮影)など
ハリウッドでの現状最高峰の一流俳優陣や名匠らの名前が次々クレジットされる…。
この暗示OPは宇多丸氏が褒めちぎっていますが、私も激しく同意します。完ッ璧だ!完璧だぁ!(笑)

本作の神OPを堪能しながら「もう何も要らない…このまま死んでもいい。」という
通常映画作品では ありえない感覚に陥るのも、本作独特の魅力の一つです。
そして舞台はイギリスを中心に、上海 → マカオ → 長崎市 軍艦島と展開し、
最後は荒涼としたスコットランドの地で、ボンドとバルデム軍団が激突します!
※事前に第3作「GOLD FINGER」を観ておかれると、本作は120% 楽しめます。

作品の真意まで理解されていない方は、ボンドが任務を失敗しまくり、最後は
○まで殺され、組織の人事異動を見せるだけの つまらん映画にしか見えませんが、
過去に一度でも組織(会社など)に裏切られた経験がある方、交錯する互いの思い、
そして激動の時代へと変遷する中での、自らのアイデンティティーについて考え、
MI6の必要論にまで踏み込んだ深さまで知れば、もう作品の虜になると思います。

私は1回目の鑑賞で、審問会でのMによるテニソンの詩 朗読音声に、奇襲をかけに
迫りくるシルヴァ、駆けつけるボンドの姿を重ねた段階で、名作だと確信しました。
ここまでの深い描写は、これまでの娯楽型ボンド映画に存在しなかったと思います。

そして最初はMに対して厳しかったギャレス・マロリーが、審問会ではMを
言葉と我が身を盾にして守り、部下の非公式な作戦を咎めず、影で支援します。
彼がMを認めていた事実は、ラストカットでのMの執務室の椅子の後部壁面に、
爆破された旧MI6の絵(写真?)が飾ってある事からも明らかで、これによって
彼が彼女の築き上げたMI6に敬意を表し、遺志を継ぐ志が表現されているのです。
(※ほとんどの方は気付いてないと思うので、BD版で確認してみて下さい。)

本作はMを疑似母に見立て、誰よりも深い愛情を持ちながら裏切られた兄と、
問題児ではあるが、母に誠実な弟との激突とも取れる内容になっています。
最後で新たな任務を言い渡されたボンドが、「With pleasure.(喜んで)」という言葉で
「全てを失ったが、俺はまだここにいる。これが俺のアイデンティティー!」という事を
高らかに宣言し、21.22で愛を殺し、23で精神的に自立したボンド 新章の幕が開きます!

ちなみにAdeleの主題歌「SKYFALL」は、MI6にて数々の罪業を背負ったMが
己の罪を清算するため、死地(SKYFALL)に赴く悲壮な心情が歌われてますが、
サビの部分で「しかし私達は挫けず、立ち上がり続けるだろう。」という
MI6の希望まで歌詞に込められているので、そのMの強い思いがラストの
旧MI6の絵(写真)とボンドの台詞に結実され、それが強い感動を呼ぶのです。

つまり主題歌でMのボンドに託す思いを表現し、英国国旗を背負う「Jack」陶器で
「不屈の精神の継承」を表現しているという訳です。※ブルドッグはイギリスの国犬

本作は色々な人に観せたいので、BDだけでなくDVDも付くのは大歓迎です!
映像特典も予告編とかあるし、申し分ありません。鑑賞用と保存用の2個
アマゾンで購入しようとしたところ、購入規制がかかって1個にされました。
なんかスーパーの目玉商品みたいですね。(笑) 私は映画館で5回も鑑賞し、
公開初日と最終上映回に見送りするため駆けつけました。それほどの名作です!

私は本作「SKYFALL」を愛する気持ちだけは、誰にも負けないつもりです。
これだけの名作に出会えただけでも、今日まで生きてきた甲斐がありました。
たぶん生きてる間に、これを越えるボンド映画に出会えないような気がします。

今作のプレシークエンスは素晴らしくボンドの標的を追う事を決して諦めない様は本当にかっこいい。
そしてまさかの被弾からのアデルが歌うオープニングの出来はまさに必見です。
全体の構成もわかりやすくボンドやMの心情の変化も役者陣の力、カメラワーク、音楽の総合力で見事に表現されています。
映画とはかくあるべきだなと思わせる良作です。

それにしても50周年ですか…。
2006年の「カジノ・ロワイヤル」2008年の「慰めの報酬」に次ぐD・クレイグ版のジェームズ・ボンドの第三弾。
「カジノ・ロワイヤル」が”新装開店”でシリアス度を高めた内容になっていたのに対し「慰めの…」では過去の007らしさとのバランスをどう取るのかという命題を手探りしていた感がありました。
で、今回の「スカイフォール」です。
率直な感想は「カジノ…」と「慰めの…」が新生007の告知であったとするなら本作は「これがこれからの007だ」という宣言といったところ。
本来なら冒頭に来るシリーズのトレードマーク、ガン・バレル&007のタイトルロールが本作ではラストに置かれていることからも明らかなように本作のラストは新たな007の始動を明示しているのだと思います。

クレイグ氏によって若返ったボンドはかつての様な洒脱な英国紳士ではなく、武骨で粗削りなジェームズ・ボンド。
肉体のキレを生かしたアクションシーンにはこれまでにない緊迫感もみなぎります。
ボンドを巡る女性たちの描写も大きく変化しました。
新生第一弾でヴェスバー・リンドという「運命の女性」をフィーチャーした点にも大きな意味がありましたがMが女性に設定されてきた意味がじわじわと効果を発揮してきたのもやはりクレイグ氏が登板してからのことではないでしょうか。
それ以前の諸作においてはデンチ様の存在感は彩を添える程度ではありましたが遂に本作では007ジェームズ・ボンドのみならず今回の宿敵、シルヴァ(ハビエル・バーデム)も含めてMとの関係そのものがテーマになっているわけで
その意味でシリーズ中でも特殊な意味を持つ作品であることは間違いないでしょう。

007の上司を女性としたことは時代の流れに合わせたものでありましょうが、007自身についてもクレイグ版のボンド像はかつての007=究極のプレイボーイとはかけ離れている訳で配慮が感じられます。
ただ、巧いと思ったのはこれまでデンチ様が演じるMはあくまでMI-6の管理職であり、たまたま女性であるに過ぎないと印象づけて全く違和感がなかったこと。
これまでの諸作においても本来なら”母”のイメージがあってもおかしくなかったと思いますがデンチ女史の硬質な存在感はそんな”甘い”印象を許しませんでした。
それでいて同時に007の庇護者としての包容力はきっちりうかがわせるあたりはジュディ・デンチという名女優の存在感があってこそ。
しかし、本作の後半においてボンドとMの関係は逆転し007は全てを投げ打ってでもMを守り抜こうと決意します。
そしてSkyfallへの旅路の中で明らかにされるボンドの生い立ち、そこから浮かび上がる彼のMへの個人的感情。
命がけの任務を負うエージェントには孤児が相応しいというMの言葉はスパイと国家の関係(母なる祖国とその息子)に照らしてみても重い意味を含んでおりショッキングであります。

宿敵シルヴァのMに対する妄執は従来のボンド映画の敵キャラの系譜に連なるものではありますがバーデム氏の熱演もあって軽薄さは無く至ってシリアスに映ります。
当然のことながらボンド同様、シルヴァも肉親を持たぬ孤独な出自であることが察せられ、Mへの愛憎半ばする感情に振り回されるその姿は滑稽でもあり、哀れさすら感じさせます。
Mを「母」として見てとるならば、今回の物語はMを巡るボンドとシルヴァ「兄弟」の戦いの物語と見ることも出来る訳で、物語としての濃度はかつてないほど高い。
当然、このシリアスさに違和感を覚える方も多くいらっしゃるとは思いますが(特に従来からの007ファンならば尚更)新生007の目指す方向を明確にする意味では間違ってはいないと感じました。

監督のサム・メンデスに託された最大の課題は007というあまりにも有名なブランドをセルフパロディに貶めることなしに如何に「ヒーロー」として描き直すかの一点にあったと思います。
その点で同じ英国人であるクリストファー・ノーランによるDark Knightシリーズでのアプローチをお手本としたというのは非常に興味深い。
コミックのキャラクターであるバットマンをあくまでシリアスに捉えドラマとエンタティメントの両立を成功させた手法は大いに参考になったそうです。

本作のクライマックスでボンドは建物の屋上に立ち、決意を新たに自らが守るべき英国・ロンドンの街並みを見つめます(このシーンはノーラン版バットマンへのリスペクトだそうです)。
そしてラルフ・ファインズ演じるガレス・マロリー、その部下となる元フィールド・エージェント、イブ嬢とボンドの新たな関係性が明示される鮮やかなラストシーン。
それはパズルの最後のピースが収まるべき場所に収まった瞬間であり、新たな物語の幕開けを強く感じさせるものになっております。

シリーズとしてジレンマに陥っていた007の物語をシリアスに、そして人間的な存在として捉えなおす決意で描かれた異色作。
それ故に賛否はあるでしょうが、エンタティメント映画ジャンルにおいて007という存在の大きさを改めて認識させられました。
必見。

ダイ・ハード4.0とストーリーが似ていましたが、こちらはダイ・ハード4.0とは違い、... 続きを読む

面白かったけど・・・個人的にカジノロワイヤルを超えていない。何故こんなに評価が高いのか?アクション、心理描写全てが中途半端な感じがした。カジノロワイヤルでは捕まっ... 続きを読む

もちろん小学生のころから007を見ています。
ロシアより愛をこめてを見ただけで、鼻血が出そうになったジャリタレもすっかり年を取りました。... 続きを読む

いろいろ賛否両論ありますが、らしいボンドが見られ、アクションとサスペンス、スリルを安心して味わえる作品です

映画館で見たのですが、DVDでもう一度見たのですが大変良かったですよ。
この作品派手さはないけど大変良くできています。

やっぱり、PPK、DB5、M男、金ペニー、戻ってきましたね。新シリーズに、期待が高まります。ジュディ・デンチ嬢、長い間、お疲れ様でした。ボンド・ガールでもあり、ボ... 続きを読む

「カジノロワイヤル」から続く、ダニエル・クレイグ版の007ですが、
今回は最も「007らしい」と感じた作品です。... 続きを読む

永久保存版ですね。
007史上最高の興行収入も頷けます。
敵役(ハビエル=バルデム??だったかな??)の演技が非常に良かったデス。。

007シリーズはマニアも多いので賛否両論あるのは仕方のないことだと思いますが、私はアデルのオープニングタイトルまでで1作品のように気に入りました。... 続きを読む

007自体好きなジャンルの映画なのですが、ダニエル・グレッグが主演してからの3本は本当に大満足。
リアルでクールでタフなボンドに万歳!

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