英雄の証明 [DVD]

英雄の証明 [DVD]
シェイクスピア × アクション
レイフ・ファインズ VS ジェラルド・バトラー

シェイクスピア最後の悲劇「コリオレイナス」をレイフ・ファインズ、ジェラルド・バトラーほか豪華キャストで完全映画化。
戦うことでしか生きられない男たちの、魂を揺さぶる戦争アクションの傑作が誕生!

◎シェイクスピア最後の悲劇を舞台を現代に換えて完全映画化した本格戦争アクション!
シェイクスピアが最後に執筆した悲劇「コリオレイナス」を時代設定を現代に置き換えて完全映画化。架空の都市国家ローマと、敵対する国ヴォルサイとの熾烈な戦争を描く。脚本・製作は『グラディエーター』のジョン・ローガン、撮影は『ハート・ロッカー』のバリー・アクロイドが手掛け、激しい銃撃戦や肉体をぶつけ合う格闘をリアルに再現。

◎レイフ・ファインズ VS ジェラルド・バトラーほか、実力派俳優陣が魅せるシェイクスピア劇!
名優レイフ・ファインズと肉体派セクシー俳優ジェラルド・バトラーが愛憎まみえるシェイクスピア劇に挑戦。ともに舞台出身の実力派だけに、観客を引き込む存在感は圧倒的。レイフ・ファインズは本作で監督としてもデビューを果たし、英国インディペンデント映画賞でリチャード・ハリス賞を受賞、新人監督賞にノミネートされるなどその手腕が高く評価されている。脇を固める俳優陣も、オスカー女優ヴァネッサ・レッドグレイヴ、ジェシカ・チャステイン他、舞台で実力を培ってきた名優揃い。

【ストーリー】
ローマ侵略を狙う敵国のリーダー・オーフィディアス(ジェラルド・バトラー)は愛する国民のため、幾度となく戦いを繰り返していた。しかし、ローマの独裁者コリオレイナス(レイフ・ファインズ)を打ち負かせずにいた。数々の武勲により、着実に権力をつけていくコリオレイナスだったが、彼の独裁性に危機を感じた政治家たちの策略により、暴徒と化した国民に飲み込まれていく。もはや、彼の味方は政治的野心溢れる母親・ヴォルムニア(ヴァネッサ・レッドグレイヴ)、ただ彼の無事を祈る美しい妻・ヴァージリア(ジェシカ・チャステイン)、そして政治家の師と仰ぐメニーニアス(ブライアン・コックス)だけであった。しかし彼らの助けも虚しく、ついには国を追放されてしまう。裏切りと絶望に包まれたコリオレイナスが一人訪れた先は宿敵オーフィディアスの所であった。果たして彼の目的とは…。

【キャスト】
レイフ・ファインズ、ジェラルド・バトラー、ブライアン・コックス、ヴァネッサ・レッドグレイヴ、ジェシカ・チャステイン

【スタッフ】
監督・製作: レイフ・ファインズ(初監督作品)、脚本・製作: ジョン・ローガン、原作: ウィリアム・シェイクスピア

【特典映像】
キャストインタビュー、日本版劇場予告編


実際にあったとされる話を現代版にしたかどうか分かりませんが、
そういう感じがする映画です。
最初は、面白くなさそうな雰囲気をだしていましたが
台詞がおもしろく途中からはまっていきました。

レビューに対する批判・同調など、お待ちしています。 こちらからの返信もします。

シェイクスピアがプルタルコスの「英雄伝」から題材を得て書いたとされる「コリオレーナス」を、現代劇として映画化したものですが、設定とキャラクターだけ借りて現代風にアレンジするのではなく、原作をそのまま現代劇にしていますので、違和感ありまくりです。
現代の紛争地域に派遣される重装備の欧米軍人風やら髭モジャ軽装備の中東軍人風の連中が、お互いにシェイクスピア調の長台詞を気障ったらしく言い合うんですから笑っちゃいます。想像してみてください。鶴屋南北だの近松だのを現代劇にして、登場人物がそのままの台詞を喋ったら、気持ち悪いでしょう。それと同じ。
また、ここで扱っている「大衆迎合と独裁」「議会と独裁者」「誇りと妥協」の相克は、現代でも十分通用するテーマではありますが、ローマの政体をそのまま現代劇としてやろうと云うのはずいぶん乱暴な話で、説得力が減退します。背広や軍服を着た現代人に、「執政官」だの「護民官」だのと言われてもなあ。現代劇にするのであれば、現代劇らしく、今の欧米先進国の政治に当てはめて、脚本を練ってください。
さらに画面も、臨場感を出すためなのか、終始落ち着きなく動き回って安定しないし、なんだかもう、いろんな意味で中途半端というか分裂状態です。欧米の人はこういうのをそのまま受け入れるのかね。ついて行けんなあ。正直、現代人が、大真面目にシェイクスピアごっこをしている、と云った印象です。
それはそうと、英雄に祭り上げられながら議会や大衆に嫌われて追放され、国と大衆への憎悪をつのらせる主人公の姿に、自分で政党を作っては飛び出したり追い出されたりを20年間も繰り返している「壊し屋」Oさんを連想しました。もっとも、あの人は英雄などではなく、ただ無節操なマスコミに剛腕だのなんだのと祭り上げられ騒がれているだけの人ですし、べつに議会や大衆に嫌われているのではなく、議員仲間とマスコミに好かれたり嫌われたりしているだけで、国家・大衆とは無関係の次元でドラマが演じられている点を見れば、ここに描かれるローマもどきの政治の方が、日本の政治などよりも、はるかに生々しいし、成熟しているとは感じましたけどね。

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