愛を読むひと (完全無修正版) 〔初回限定:美麗スリーブケース付〕 [DVD]

愛を読むひと (完全無修正版) 〔初回限定:美麗スリーブケース付〕 [DVD]
アカデミー賞(R)主演女優賞受賞≪ケイト・ウィンスレット≫
ミリオンセラー「朗読者」を映像化した、運命の愛の物語
わずか1ページで終わった恋が、
永遠の長編になる――


<キャスト&スタッフ>
監督:スティーヴン・ダルドリー
脚本:デヴィッド・ヘア
原作:ベルンハルト・シュリンク

●字幕翻訳:戸田奈津子 ●吹替翻訳:芝谷真由美

<ストーリー>
1958年、大戦後のドイツ。15歳のマイケルは、年上のハンナと激しい恋におちる。ある日、ハンナは彼に本の朗読を頼み、子供のようにその物語に聞き入った。以来、二人の間では“朗読”は繰り返され、愛はより深まっていったのだが、突然彼女は姿を消してしまう……。8年後、法学生となったマイケルが傍聴した裁判で見たのは、戦時中の罪に問われるハンナだった。彼女はある“秘密”を守るために不当な証言を受け入れ、無期懲役を言い渡される。唯一その秘密を知るマイケルは彼女を救えるはずだった。しかし――。

<ポイント>
●アカデミー賞(R)主演女優賞受賞! ケイト・ウィンスレットの新たなる代表作の誕生!
ヒロインを演じる『タイタニック』のケイト・ウィンスレットは、心を揺さぶる圧倒的な演技でアカデミー賞(R)とゴールデングローブ賞など数々の賞に輝いた! また、美しいヌードと艶っぽい濡れ場も話題に!
●劇場で削除されていたシーンを追加した完全無修正版!
●原作は、全世界500万人が涙した大ベストセラー小説!
わずか5年間で20以上の言語に翻訳され、日本でも海外文学としては異例のミリオンセラーを記録した大ベストセラー「朗読者」。多くの人の魂を震わせた“生涯心に残る一冊”を映像化した感動作!
●答えのない愛を、名作に込めて読んだ――名匠スティーヴン・ダルドリーが描く官能と衝撃のラブストーリー!
突然終わった年上の女性との恋。20年後、彼はなぜ、本を朗読し、彼女に“声”を送り続けたのか? 『めぐりあう時間たち』『リトル・ダンサー』の監督が情熱的な欲望と衝撃的な運命を描きアカデミー賞(R)作品賞、監督賞、脚色賞など主要5部門にノミネートした!

<特典>
●「愛を読むひと」不朽の名作への挑戦
●老いてゆくケイト・ウィンスレット
●愛を奏でる作曲家
●削除シーン集
●スティーヴン・ダルドリー監督 来日記者会見
●オリジナル版劇場予告
●日本版劇場予告集


発売元:株式会社ショウゲート
販売元:20世紀フォックス ホームエンターテイメント ジャパン株式会社
※限定品につき、数に限りがございますので、ご注文はお早めに。

見る前は、切ないラブストーリーかと思いましたが、
実際はナチスをあつかったシリアスな物語です。
15歳のマイケルと21歳年上のハンナとのひと夏の恋は、
マイケルのその後の人生に決定的な影を落とすことになります。
突然、ハンナが去って、数年が経ち、彼が法学を専攻するようになったとき、
二人は再会を果たします。
ナチスの戦犯として裁かれるハンナ、それを傍聴するマイケル。

ここから、過去にどう対処するかということを問う深い物語になってゆきます。
誰にも言えない秘密を守るために、彼女は窮地に立たされます。
マイケルはハンナを助けようと思えば助けられたのですが、
過去を受け入れ誠実に愚直に生きようとする彼女の意を汲み、
手を差し伸べません。
彼女の意思を尊重することと、罪を軽くすることの間で彼は苦しみます。
そして、刑に服する彼女に彼は本の朗読テープを送り始めます。
私には、
彼が本質的に過去と向かい合おうとしなかったように思えます。
甘い思い出が苦悩の源泉になってゆきますが、
悲劇のヒーローを気どって、彼女に深く関わろうとしない。
安全な場所から朗読テープを送ることによって、
彼女を支えますが、直接会いにいこうとはしません。
彼女のプライドを傷つけないという名分によって心の葛藤をごまかしているようです。
自らの不遇を罪の言い訳に使わないハンナは潔いですが、
過去を捨てることはできない不器用さが痛々しくもあります。
過去を捨てようとしたマイケルも過去に現在を規定され、逃れられません。

本作は、過去という厄介な代物との向き合い方の物語とも言えます。

官能的な前半と、シリアスな後半の展開の対比に心を鷲づかみにされ、魅了されました。

描かれなかった彼女の幼少期のことを知りたいという思いも残りました。

たったひと夏の出来事が、その後の人生を変えてしまう。
多感な時期にあんな経験をしたら、その影響力は計り知れない。
少年時代のマイケル役があまりにみずみずしく輝いていたおかげで、
レイフ・ファインズに変わってからは感情移入がしにくくなってしまった。
常識的とは言えない二人の関係が長く続くわけはなく、
蜜月の時期でさえ終わりの気配や不安定な空気が漂ってきて
切なくなる。
特にサイクリング旅行のシーンは、楽しそうな二人がキラキラと
眩しくて、涙が出てきてしまった。
幸せだったあの夏の日、数十年後に全てが終わってあの思い出の
場所を再び訪れたのが寒い冬だったのは象徴的だと思う。

彼女が犯した罪や、重すぎる判決を受け入れてまで隠したかった
秘密の他にも、ナチスへの罪悪感に苦しむドイツの若い世代など、
様々なテーマが物語に厚みを与えている。
説明不足気味に進んでいく展開がまた良くて、裁判中、
二人が接触したような描写がなかったからこそ、判決の瞬間迷わず
見つめ合うシーンが活きていた。
来なかった面会者が彼であることも、ハンナは疑わなかったのだろう。
最後に彼女があの決断を下したのは、出所したら二人が終わって
しまうことが分かったから。
塀の中と外のやり取りのほうがむしろ濃密で、かけがえのない
関係を実感できた。
彼女にとって、身元保証人と元囚人という関係に成り下がることは
絶望を意味したのだと思う。 
裁判で無期懲役を言い渡された時よりも。

ケイト・ウィンスレットがすごいことになってきた。
老けたとか体型がどうとか、そんなことを超越した女優になっている。
アカデミー賞受賞時のスピーチじゃないけど、メリル・ストリープを
越える日が来るかも。

ただ、邦題のセンスは残念だった。
感情を排した『朗読者』というシンプルな言葉のほうがかえって
エモーショナルなのに。

理屈っぽいレビューになりますが,この作品を小説で読んだとき,「自己決定権」を文学として美しく昇華させた,素晴らしい作品だと思いました。
この作品の中で彼女が選んだ選択肢は,客観的に誰が見ても正しいというものでは多分なく,主人公は彼女の選択肢を正すこともできる立場に置かれるのですが,「客観的に見て正しいこと」あるいは「みんなが正しいと思うこと」と,その人の「個人としての尊厳」を守ることは時に矛盾・衝突することがあります。そういうときに,個人の尊厳を守るために主張される権利が,自己決定権という権利で,90年代には法・哲学の世界で盛んに議論されました。
自己決定権という言葉は,ときに,「髪型を自分で決める権利」というような極めて卑近な問題にも使用される概念ですが,真の自己決定権とは,その人の尊厳,人格的生存に関わる問題について,大義名分や世間の価値観ではなく,その人自身の選択を尊重するものであり,極めて孤独だけれども力強くて美しい概念です。
この,「愛を読む人」(「朗読者」という題名の方が感情を拝していてよりエモーショナルなのに,というレビューには大賛成です)は,まさに,この,孤独で力強い自己決定,個人の尊厳とは何かということと,それを尊重することが果たして正しいことなのか,という悩みが,とても美しくて胸にせまる形であらわされているというのが,私の感想でした。作者は,ドイツの弁護士であることや,作中の主人公の父親が哲学者でありまさに人間の尊厳を語っていることからも,そうなのではないかなぁと思っています。
しかし,それにしても,手紙の一通くらい書いてやってよ!というが正直なところではありますが・・・。
と,長々と理屈っぽいことを書いてしまいましたが,この作品の映画化を成功させた要因のうち最大のものは,なんといってもケイトウィンスレットの抜擢ではないでしょうか。映画化される前から,ヒロインを演じるのはケイト・ウィンスレットがぴったり!しかも,タイタニックの頃の彼女ではなく,今の彼女がぴったり!と思っていたのは私だけではないと思います。ハンナを演じるケイト・ウィンスレットを見るだけでも,この映画を見る価値があると思います。

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うならされる作品でした。
何の知識もなく見たので、最初は何これ?ただのセックス映画?
かと思いました…... 続きを読む

ある日少年は気分が悪くなったが、一人の大人の女性がそれを助けた。
回復した少年は女性を訪ねたが、初めは相手にされない。... 続きを読む

 多くの方がレビューを書いている気持ちがわかる気がします。映画を見終わった後もその世界に浸っていたい気持ちではないでしょうか。僕もそのひとりです。... 続きを読む

主演女優が熱演なのは認める。
でも結構ありきたりのストーリーだと感じた。裸も見せりゃ良いってもんじゃないのよね。... 続きを読む

15歳の少年にとって大人の女性は余りにも魅惑的です。
虜になってしまうのは致し方ありません。
それは誰にも言えない秘密に恋です。... 続きを読む

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