ブルー・スカイ [DVD]
ビング・クロスビーとフレッド・アステアによるアーヴィング・バーリンの音楽が随所に散りばめられたミュージカル作品。
これは、ものすごく個人的な意見なので、賛成する人は少ないだろうけど、私は、ミュージカル映画とは、楽しい作品であることが「定義」だと思っている。コメディ映画の定義が笑える作品であり、ホラー映画の定義が怖い作品であるように。
だから、シリアスなミュージカル映画なんて、私の中では、定義上ありえない。それは、私にとってはミュージカルではなく、歌や踊りのある普通の映画、ということですね。
その意味では、この『ブルー・スカイ』(1946)という映画は、私にとっては、ミュージカルというより、人生ドラマとでも呼ぶべき作品かな、と思う。
フレッド・アステアが引退したダンサー役で、ラジオ番組で過去を振り返り、ビング・クロスビーとの友情と、同じ女性に恋した数奇な運命を、しみじみと回想シーンで語っていく。その語り口の渋さが心にしみるのだが、ミュージカルというには地味な感じがするんだなあ。もちろん、歌やダンスのシーンはたくさんあるし、これをミュージカルと呼ぶ人の意見に反対はしないけれど。
それなりによくできた映画だとは思うが、クロスビーとアステアの共演作としては、『スイング・ホテル』(1942)の方が有名だし、作品的にもそっちの方が上かな、という気はする。
『ブルー・スカイ』のダンスナンバーとしては、"Puttin' on the Ritz"が有名。アステアが、特殊撮影を使って、バックダンサーまで自分で踊った驚異的な名場面。
アステアが1981年に、アメリカ映画協会の生涯功労賞(Life Achievement Award)を受賞した時、授賞式で、トロフィー贈呈の直前に流れた映像がこのシーンだった。
アステアとクロスビーが共演した二作目。
アステアのダンス(5曲)とクロスビーの歌(16曲)が十分に楽しめる。
アステアのソロダンス「プッテイン・オン・ザ・リッツ」は圧巻。
これだけのためにDVDを買う価値があると思う。
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