ハーヴェイ・ガールズ [DVD]

ハーヴェイ・ガールズ [DVD]
監督: ジョージ・シドニー 脚本: エドマンド・ベロイン 撮影: ジョージ・フォルシー 音楽: ジョージ・マーサー 出演: ジュディ・ガーランド/ジョン・ホディアク/レイ・ボルジャー/プレストン・フォスター
-- 内容(「CDジャーナル」データベースより)

米版dvdと比べる事は野暮なのかもしれません。が、特典の有無はともかく、本編の画像が汚いとなると・・・この値段でこの画質では納得いきません。この頃のカラー作品は溢れるばかりの色彩美なのですが、この商品は彩度が低いです。画質そのものも今イチ。これはテレビの画像調節で補えるレベルではありません。映画キャバレーの日本版dvdもこれと同様でした。(メーカーは違いますが)大好きな作品なので、悲しいなあ・・

1946年、ジュディは3本の映画に出演し、名実ともに最高の年でした。

その中でも『ハーヴィイ・ガールズ』はMGMウェスタン・ミュージカル映画の傑作で現在でも人気の高い作品です。男優がイマイチですが、その分多くのMGMが誇るミュージカル・ダンサー総出演ということで、西部の片田舎にこんな美女が大勢働いていたら、すぐに町の人口が増えるだろうと心配するぐらいです。

1945年にヴィンセント・ミネリーと再婚後の作品とあって、また前作『若草の頃』から2年ぶりということで、心身ともに充実してのジュディの絶頂期でしたが、この後はご存知のように公私ともにどんどんと落ち込んでいくことになる。(人気が落ちたのではない)

名音楽家Harry Warren/Johnny Mercerらによるアカデミー受賞曲をはじめ全8曲は聴きごたえ十分です。

『オズの魔法使い』でカカシ役として人気の名役者レイ・ボルジャーは、この作品でも滑稽なステップを披露するなどすばらしい演技でした。

私は、ワーナーホーム・ビデオで鑑賞しましたが、画質もすばらしく、SPECIAL FEATURESの内容も良かったです。それにしても、日本で人気がないのか知らないが、ジュディの日本版DVDの種類があまりにも少なすぎるのには困ったものです。特に、1942年リリース、ジーン・ケリー共演『For Me and My Gal』の日本版がないのがとても残念です。この映画はすばらしいので、ファンであれば必ず観てほしいですね。

 漸く、日本に入ってきました。米国初のレストラン・チェーンで、ハリウッドの大スター、王侯、政治家、実業家、冒険家、戦争の英雄を虜にしたフレッド・ハーヴィー社とサンタフェ鉄道の伝説を作ったハーヴィー・ガールズの映画です。米国の鉄道の歴史で必ず語られる映画で、主演のジュディ・ガーランドとこの映画は現在でも米国の旅客鉄道アムトラックの列車案内に記載されています。
 嘗ては、米国から字幕無しのVTRを個人輸入するしかこの映画を観る方法は有りませんでした。このDVDで台詞の意味が判るようになりました。

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